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終わっても、何度でも [おでかけ]

旅の終わりはあっけない。
あなたが駅のホームに消えていくのを見届け、
もう誰も座っていないシートに目を落とした。

車内は静寂。
深く腰を下ろしたサラリーマンの上着はうなだれていた。

乗客は無表情。
近くにいるのに互いを無視するように視線が舞う。

外は暗闇。
通り過ぎていく街のネオンの残像。

窓から見えた粉雪。
うれしいと思う以上になんだかさみしかった。
シートにもたれて、静かな心を聴いた。


1週間後の今日も粉雪。
もうとても遠くに感じるあの日を思い出す。

また、旅をしたくなる。
終わりがあっけなくても。
どこでもいいのだ。
得難いものを探しに。


イチゴキャンディー [ひとこま]

金曜ロードショーの『千と千尋の神隠し』を見て、涙してたらお腹がすいていまった。コンビニか何処かで何か買いにいこうと思った。部屋の鍵(ビジネスホテルの)を預けにフロントに行った。


深夜12時ぐらいでフロントに係りの人は立っておらず、覗かないと見えない奥のイスに20代の若いボーイのおにいさんがうつむいて座っていた。寝てるかなと思い、鍵を預けず外に出ようとしたら、入口の自動ドアのチヤイム音で気付かれてしまった。目があんまり開いていない少し眠そうな表情だったけれども、笑顔で対応してくれ、鍵を預けた。外に出たとき、少し申し訳ないなと思った。


外は星が綺麗だった。この知らない街(尾道)で知っているのは、一部の星の並びぐらいだった。コンビニを探すのに少し苦労した。ただ、ずっと空を見上げていて苦にはならなかった。


ホテルに帰ると、先ほどのボーイさんが「お帰りなさい」と、笑顔で対応してくれた。鍵をもらう際、「ご苦労様です。よかったら、どうぞ。」と、買った缶コーヒーを手渡した。お礼を言われて、鍵を持ってエレベーターに乗ろうと後ろを振り向いた時、「お返しってわけではないんですけど、よかったらどうぞ。」と、呼び止められた。振り返ると、手には白い包みにイチゴが描かれているイチゴのキャンディーがあった。「懐かしいですね。昔はよく食べてました。」と、笑顔でお礼を言って、意外なお返しを頂いた。


コンビニで買ってきたものより先にイチゴキャンディーを部屋でほお張った。懐かしい味がした。幼稚園ぐらいの時、よく貰ったりしたのを思い出した。子供のころも今も、あまりこのキャンディーは好きではないけれど、何だか嬉しかった。今日は甘くて美味しいそんな気がした。

季節を探しに [おでかけ]

明日から尾道・下関へ旅行。

何泊するかも未定。
旅館も予約せず未定。
未だ荷造り途中。
場当たり的一人旅。

今日の散歩のように何か発見できればそれでいいかぁと、そんないい加減な旅。
とりあえず、野宿だけは勘弁!



[今日の散歩の成果]

【夏の痕跡】

【マダ蕾 何て植物?】

【甘い香りの蝋梅】



歩くと季節を見つけます。

海のまっくろくろすけ [ぼやき]

【和歌山の串本の水族館にいたウニ】


去年の12月に友達と旅行に行った際に撮ったもの。トトロのめいちゃんのように触れたら、きっと串刺しにされてしまいそう(笑)。

今週の末にそのとき使用して余った青春切符を使って尾道と下関に旅行にでも行こうかなと。青春切符の期限が今月の10日までで、がんばって消化しないと。ホントは鳥取や島根の方へ行きたいのだけど、雪で電車が止まったりしたら嫌なので断念。帰りはちょっぴり貰ったお年玉(22になってもらってスイマセン)で奮発して新幹線で帰る豪華な旅。山陰本線は野宿したり、花火見たりと思い出ある路線。新たな発見があるといいなぁ。

神様の共通回答 [おでかけ]

「よしキタ!!凶だぜ!」

おみくじの結果が凶だった。私は凶・大凶狙いだったので、一人大喜びでカッツポーズ。渡してくれた巫女さんビックリ。凶を引いてガッツポーズする変なやつがいるし。。。 おみくじを引くたび高確率で大吉を引くので、たまには最悪なものを引いてみたかったのである。ちなみに引いた場所は奈良にある春日大社というところ。奈良公園の近くであるため、シカがたくさんこの神社にも生息している。ちなみにこの付近の鹿注意の看板には『シカは人に慣れていますが、あくまで野性動物です。』なる一文が書いてある。シカセンベイ欲しさに鳴き声を上げる芸達者もいるのに、野生ってね(笑) つい見るたび笑ってしまった。

【奈良公園の小鹿さん】

・今日行ったら小鹿さんがいっぱい。



その後、案外時間が余ってしまい、京都の伏見稲荷大社に遊びに行った。ここは狐を祀っており、「ここは聖地だ!!」と、私は一人大喜び。もう、ニッコニコ。狐の置物をつい買ってしまった。稲荷大社でも懲りることなく、またおみくじを引いた。結果は・・・



”凶後吉“。いずれ吉なるよと神様の励ましが入っているが、結局凶だった。両方、『待ち人、来らず。』と、断定で記載されていたりと、2つの神様に運がない烙印を押されてしまった。そういえば、朝、自転車のチェーンが外れて、ブレーキかけれず人ん家の壁に激突し、通りかかったおじさんに心配され、恥ずかしく不幸な体験をしたばっかりであった。なかなか理にかなった凶だなぁと納得してしまった。ただ、ネタとしてはバッチリねとウキウキ。神様の不幸のお知らせも、関西人にはただの笑いの種。

さぁ、不幸も笑って誤魔化しちゃぇ!

【不幸なおみくじと狐の置物】

小人の親切 [ひとこま]

 計量カップ欲しさに、100円ショップに行った。インスタントラーメンの500mlの水を量るのに欲しかったから。目分量で図ると水の量が多くなり、味が薄くなってしまうのが嫌で、わざわざお昼ご飯を我慢して買いに行った。

 
 最初のお店は販売しておらず、結局、隣町の100円ショップまでハシゴすることに。お店の大きさがスーパーぐらいなのにレジが2つしか無いためか、5,6人並び、少しレジが混雑していた。親子なのか手前にブロンドで髪が肩まである若い女性と、カートには1、2歳ぐらいの男の子が並んでいた。男の子は退屈なのか、カートで宙に浮いた足をバタつかせ、パチクリした目でキョロキョロさせていた。たまたま視線が合い手を振ると、キョトンして、数秒後、またキョロキョロ違う方を見ていた。あぁ、無視されちゃったなぁと思った。


 その親子のレジの番が回ってきたとき、また男の子と目線が合って、懲りることなくまた手を振ってみた。すると、今度は手を振ってくれた。ただ、表情がさっきと一緒で、笑顔ではなくキョトン顔。なんだか、ただ手を振るマネをされているようで、くすくす笑ってしまった。そして急に、男の子が左手だけ肩の高さにあげて腕をバタつかせた。「えぇ、なにぃ?」と、こっちがキョトン顔。キョトン返しされる。手の先をみると、右側のレジが空いていた(男の子から見ると左側)。レジが空いたことを教えてくれたらしかった。うれしくてニコッと笑って男の子にお辞儀してレジに行った。ありがとうって言いたかったのだけれど、この一連の出来事にお金を払っていて気づいていない母親に怪訝な顔をされるのが嫌だったのでお辞儀だけ。男の子は相変わらず足をバタつかせ、母親と幼稚園ぐらいの姉(気付かなかったけど)と100円ショップから出て行った。


 計量カップを購入後、いざ、ラーメン作るぜぇ!とならず、お腹がすいたのを我慢できず、結局近くのラーメン屋さんでラーメン食べましたとさぁ。
とんこつラーメンおいしゅうございました。♪
めでたし、めでたし。(o^-^o)
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